細糸1本で海と会話

アクセス数は気にせずに、自分のペースで趣味である投げ釣りのことを中心に書いていきます。

終わりよければ

11月の後半、潮回りはあまり良くなかったのですが、ちょい投げで近場の様子を見に行きましたが、反応はシブく「キスシーズンは完全終了」といった雰囲気でした。

12月にもなりましたので、狙いをキスからカレイへ切り替えようと思っていたのですが、家の用事やらナンやらでなかなか釣行機会が確保できません。
それだけならまだしも、平日も連日の残業が重なり、カレイ釣りで使う仕掛の準備もできていません。
そんな中、平日に仕事を休めることがあったのですが、生憎と潮回りはイマイチだし、カレイ釣りの準備もできていないし、キスは釣れる気がしないし・・・

そんなことを考える暇があったらカレイ釣り仕掛けのひとつでも作ればいいのですが・・・と思っていた時に、ふと去年の目標「越冬キスの溜まり場開拓」を思い出しました。

長らく通行規制のあった大島大橋も片側相互ながら通行できるようになったし、思い返せば2か月以上、大島には足を踏み入れていません。

今年の目標「釣果を予測し、分の悪い釣行は止める」には反しますが、「これは釣果を狙った釣りではない、反応を確認するための調査だ」と自分に言い聞かせ、数か所のポイントをピックアップし、全てのポイントを短時間で切り上げるつもりで出発しました。(去年の目標で今年の目標を上書きするとは、何と御都合主義な・・・などという突込みはヤメてくださいね)

魚の餌と自分の餌を仕入れて周防大島の某所へ着いたのは、ようやく明るくなりかけたタイミング、時間にして6時半頃でした。

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(写真は陽が昇ってかなり経ってからのものです)
この時期は引き釣りよりも置き竿釣法のほうがいいだろうと思っていたので、竿は2本用意しましたが、1投目に木の葉サイズのガンゾウビラメが針を咥えて上がってきただけで、その後暫く無反応が続きます。

ようやく次のアタリが出たと思ったら、またもやミニガンゾウビラメでした、やはりキスは居なさそうです。

個々の場所は早々に見切りをつけて場所を移動しようか・・・と思いながら針を外そうとした時、もう1本の竿にもアタリが出ました。
アタリを横目で見ながら針を外していると再度のアタリ、針から外したカワイイお客さんを放流した時にまたもやアタリ、僅か30秒程の出来事でした。
こちらを回収してみると・・・

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まぐれかと思ったのですが、これが始まりでした。
アタリのあった方向に仕掛けを投入してみると・・・

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シングルヒットながら20センチクラスです。
その次は2連、更に3連・・・とハズレなしで毎回キスが掛かってきます。
しかし、反応の出る方向は一定ですが、距離が定まらないのでペースは上がりません。
また、キスの活性が余程高いのか、2連以上でキスを掛けると高確率で仕掛が絡みます。

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「4本針で4連」も何回かありましたが、この写真を撮っている時すでにもう1本の竿にはアタリが出ていたり・・・

距離が定まらないのなら、これだけの反応を示してくれることを逆手に取り、竿を1本に絞って引き釣りに切り替えれば、ペースアップと仕掛け絡みのリスクダウンが可能だったのですが、暫くの間はアタフタしながら2本の竿を使う釣りをしてしまいました。これは私の作戦ミスです。

片方の仕掛けを根掛かりでロストしたところでようやく作戦ミスに気付き、1本竿での引き釣りに切り替えると、すぐにアタリの出る距離も絞り込めました。

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この日最大は21センチだったのですが、ピンギスも全く反応しません。正確には1本だけ針を呑んだのがいましたが、この日のピンサイズは1日を通じてこの1本だけでした。

ここで「これだけ好反応を示すということは、針数を増やせば更にペースアップできる?」とも思ったのですが、仕掛が絡んだ時のことを考えて止めておきました。既にかなりの仕掛を消耗しているのに加えて、1本竿にしてからも油断すると仕掛け絡みが発生しますので、市販の50連仕掛を丸々1パック消費しかねません。

潮回りがイマイチだったので、アタリも短時間で止まるだろうと思っていたのですが、予想に反してアタリは止まらず・・・

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クーラーボックス内に仕込んであるキスのストックボックスからキスが溢れてきました。(・・・といってもストックボックス自体が小さいです。写真のクーラーはD社の11リットル、保冷剤代わりに使っている1リットルのペットボトルで底上げされています・・・)

いつしか「1か所に長居せず数か所を回る」という計画も忘れてしまい、気が付けば餌も残り僅かとなったところでようやくアタリが遠のいてきました。
僅かな餌で場所移動しても何もできないと思ったので、場所移動は諦め、再度2本目の竿を出し、餌切れとなったところで納竿としました。

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この日の釣果:キス40、リリースピンなし

今年の釣行はこれが最後になりそうですが「終わり良ければ全て良し」という格言に倣えば、最高の釣果です。