細糸1本で海と会話

アクセス数は気にせずに、自分のペースで趣味である投げ釣りのことを中心に書いていきます。

思わぬトラブル

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私のリールは(というよりほとんどのスピニングリールは)糸を巻き取っていくと、スプールが上下運動して上下に満遍なく糸が巻き取られるので、写真のように色分けされたような巻きかた方にはならないのですが、現実にこの写真のような色分けされた巻きかたになってしまいました。

 

なぜこうなったかというと・・・

 

前回記事の最後に書きましたが、7月のある朝に竿を振っていたところ、投擲の際に「パキン!」という小さな金属音がしました。

 

何だろうと思い、竿をチェックしたのですが、特に異常は見当たりません。

 

次にリールをチェックしたのですが、こちらにも異常は見当たりません。

 

はて・・・?と思いリールを巻いてみると、ハンドルの回転に合わせて上下運動するはずのスプールが一番下の位置から全く動きません。

 

手でスプールを上下に動かすと、一応スライドしますので、少しスライドさせて糸を巻き、少し巻いたらまた少しスプールをスライドさせて・・・を繰り返して仕掛けを回収しました。

 

クロスギアあたりがどうにかなってしまったのだろうとは思ったのですが、当然のことながら分解する工具は持っていませんし、あったとしても釣り場でリールの分解はしたくありません。

 

この日は開始から1時間も経ったかどうかというタイミングでしたが、諦めて納竿としました。

 

帰宅後早速リールを分解してみると・・・

 

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写真の赤丸部分、クロスギアとスプール軸を連接させる摺動子(しゅうどうし)というパーツが破断していました。

 

去年の春に一部パーツを購入していた(その時の記事はコチラ)のですが、その時は日常のメンテナンスで破損させてしまいそうな部品しか調達していませんでした。さらに、リールがダメになる時にはギア部分からダメになると思っていたので、まさかこんなところがダメになるとは思いもしませんでした。

 

早速メーカーサイトでパーツを探してみると・・・

 

なんと、私のリールは既に部品供給がストップしていました。

 

思い返してみると、去年部品を取り寄せてもらった時、店員さんに「ボチボチ部品供給は終わると思います」と言われていたような・・・

 

そもそも発売から10年以上経過しているし、改めてメーカーサイトを見てみると2回もモデルチェンジしてますし・・・そりゃぁ部品供給も止まるわな・・・

 

部品が手に入らないのならもう再起不能・・・と諦めかけていたのですが、同じリールのドラグ付きモデルであれば、まだ部品が手に入るようです。

 

いざ手に入れたはいいけど適合しない・・・なんてリスクもありましたが、単価が600円ちょっとだったので、ダメ元で試してみる価値はある!と思い、早速注文しました。

 

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4~5日するとパーツが届いたので、早速リールを分解しました。

 

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左が新品の摺動子、右が破断した摺動子です。

 

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角度を変えるとこんな感じ、見た感じの形状は全く同じように見えるので、どうやらスペアパーツとして組み込めそうです。

 

分解ついでに各部品を掃除しながら、恐る恐る組み上げてみると・・・

 

ちゃんと組み上げることができました。

実際にスプールまで着けてハンドルを回してみると・・・

ハンドル回転・・・異常なし

ローター回転・・・異常なし

スプールの上下(クロスギアの動作)・・・一番気にしていたのですが違和感なし

全てが今までと何も違和感なく回ってくれました。