尻栓を「きれいに」補修する
前回記事で、カルキの臭いを放つ「カルキス」の話をしましたが、ラップでぐるぐる巻きにしたはいいものの、その後の処置に悩みました。
とりあえず、その他のキスを開きにして少し乾燥させてから冷凍庫へしまい込んで・・・さて、カルキスはどうしようか・・・
魚の鱗や内臓は袋に密封して、ゴミの日まで冷凍しておくのですが、せっかく釣ったキスをゴミにしてしまうのも忍びない気がします。
そこで、カルキスをラップから出して袋に入れ、自転車に乗って・・・
・・・しばらく走って最初に発見した猫にあげてみました。
人間が忌み嫌うカルキスも猫にとってはそれ程でも無かったようで、少し臭いをかいで確かめた後は「お魚咥えたドラ猫」よろしく走り去っていきました。
さて、この週末は天気も良く釣り日和・・・と思ったのですが、関東の東を抜けていった台風の影響でしょうか、週末を前にしてきた風の強い日がありましたので、キスの釣果は見込めないだろうと思い釣行は断念しました。
そう思い釣具のメンテナンスをしようと思っていたのですが、先日百均を物色しているといいものを見つけました。
調理器具コーナーで見つけたシリコン製のモールドです。たぶんチョコレート作りなんかに使うものだと思います。
愛用している投げ竿の尻栓はとっくにボロボロで、ホットボンドを使って幾度となく補修していたのですが、今ひとつきれいに仕上がりません。
猫の足跡と豚の顔が3つずつあるのですが、猫の足跡が竿尻の直径とほぼ同じサイズなので尻栓の型に使えそうです。
早速作業開始です。
まずモールドにホットボンドを流し込み、一杯になったら、尻栓の金具を上に置いて少しメリ込ませます。(たこ焼きの具を入れる様なイメージです)
沈んでしまわないか心配だったのと、傾いてはいけないと思ったのとがあり、少しの間手で支えていたのですが、すぐに硬化が始まったようで心配には及びませんでした。
完全に冷え切るまでは待ったほうがいいと思い、2時間くらい放置してから、恐る恐るシリコンのモールドをめくってみると・・・
綺麗に出来上がりました。
竿に装着してみると・・・
完全にマッチング・・・とは行きませんでしたが、十分満足できるレベルです。
あとはバリを綺麗に取り除いて完成です。
肝心の釣果は伸びませんが、釣行の快適度はまたひとつアップしたと思います。